ワッフルの大冒険 

映画の感想などを徒然と。

ラストレター

ラストレター DVD通常版

おススメ度 45

 

 ※この映画が好きな方は、不快になる内容になりますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

あらすじ

裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。 勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。 ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていく―――

 

 以上、フィルワークスより。

 

見ていて、不快な映画でした。

 

まずは、良い所から書いていきます。

出演者の演技は全員良かったですよ、エヴァンゲリオン庵野監督も独特な雰囲気があって良かったですし、広瀬すず、森七菜、福山雅治松たか子の4人は全員素晴らしかったです。

 

 じゃあ、何故私が不快に思ったのかを、書いていきます。

 

冒頭の裕理が、姉の代わりに同窓会に参加する所から映画の中に入り込めなくなりました。

 

裕理に対しては、姉が亡くなったことや、妹であることを最初に言えよ、と思いましたし。

 

そもそも双子でない訳で、同級生全員が姉として接することに違和感がある訳ですよ、映画の中では、姉妹が似ているという描写も見られなかったですし、その時点で夢の中での話なのかな?と思ったりしました。

 

結局、最後まで裕理は、姉として参加したまま、帰ることになります。

 

 

次に、裕理が同窓会から帰宅する時に、バス停のベンチに座って、バスを待っているところに、鏡史郎が初めて登場するシーンは、不穏で、サスペンスホラーが始まるような不気味さがありました。

 

裕理と結婚している、キシノべ(庵野秀明)の行動原理も納得行かない所が多いのも気になりました。

 

バス停で、裕理が鏡史郎とスマホで連絡先を交換するのですが、帰宅した裕理がお風呂に入っている時に、机に置いたスマホを見ていたら、鏡史郎のメッセージを受信するのを見て怒る。

 

ここまでは、気持ちは分かる、そのまま裕理が入っている風呂に一言断ってから、詰め寄って、「何でちゃんと説明して断らなかったんだよ。」と怒る。

 

これも、気持ちは分かる、それで、そのまま、キシノべが「スマホ禁止!!」と叫んでスマホを浴槽に投げ入れる時に何で?って思いましたよ。

 

スマホで返信すれば終わる話じゃないかと思うし、相手からすれば、返信が無くなったら連絡してくる可能性が高くなるのだから、スマホを風呂に投げ入れて解決する話じゃないじゃないってことですよ。

 

無粋な事をいうと、そうしないと、この映画の話が進まないからなんでしょうけど、その後、犬2匹勝手に飼ってきて、君が育てるんだは、完全なパワハラじゃん、動物の命を何だと思っているのだろうか、その犬も裕理のお母さんの家に預けてるし、裕理が「預かってくれないと、保健所かぁ。」とか言っているし、マジか、この脚本書いた岩井俊二、マジか、と思いました。

 

2020年に作成されている映画なのに、このリテラシーなのか、と思ったら映画を見る気持ちもかなり萎えてしまったのも事実としてありました。

 

他にも、裕理が鏡史郎に、美咲が自殺をする原因を作った夫の阿藤(豊川悦司)について話す場面も、裕理が他人ごとのように話をしているのが、見ていて消化できませんでした。

「素性の知れない人で、仕事もせず姉に取りついて生きているような、暴力を止められない人で。」と言っているが、こちらとしては、『ただのヒモでDVでロクデナシのクズ人間でしかないので。』全く、感情的に乗れないし、裕理の心情が読めないというか、恐怖さえ感じました。

 

この映画を見ていく内に、裕理=サイコパス説が少しづつ構築されていくので、不安に気持ちになりました。

 

鏡史郎が、美咲が住んでいたアパートを訪ねると、阿藤は、シレっと同じ場所に過ごしていて、身ごもっているサカエ(中山美穂)と同棲、仕事もしている日常を送っているのが分かる。

 

二人で飲みに行って、鏡史郎が阿藤に美咲の件で詰め寄るも、「お前は美咲のおかげで、小説書けてんだろうが!!」と正論をぶちかまし、新作の小説では、自分視点での小説書くなよ!!と言われる始末。

 

飲み終わって、何事も無く帰る阿藤と鏡史郎。

 

阿藤は、美咲の娘にも暴力振るっていたので、サカエが買い物で外出中に、10トントラックが突っ込んでアパートごと大炎上するシーンと、それを背に向けて歩いて帰るハーレー・クィーンのシーンを勝手に編集しておきました。

 

 

鏡史郎は初恋を引きずって生きている人間なのですが、この映画では純愛として描かれることが、違和感と不快感の原因で、あの、福山雅治をもってしても、気持ち悪さが滲み出てくるので、だとすると、この映画におけるテーマ自体が不快であることに繋がります。

 

岩井俊二監督の描く、自然や人間描写が美しく、ドキュメンタリーを見ているような演技演出もあって、この映画のメッセージ性の歪さが浮かび上がってくる、そういう構図な訳です。

 

 

この映画を見て、心に秘めたままにした方がいい感情もあるということを半面教師で学びました。

 

冒頭の裕理が鏡史郎と連絡先を交換したのは、学生時代の初恋を覚えていたから何でしょうが、だとすると、伝え方があまり上手くないんじゃないかな~って、生意気にも思っちゃいましたよ。

 

何度も言いますが、自然の描写、俳優の演技は本当に素晴らしいです。

 

この映画は私にとって合わない部分があったということなので、今回おススメ度は、45と言うことになりました。

 

 

 

まだ、未見なので、見てみようと思います。

 

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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション [Blu-ray]

 おススメ度88
 
 

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 あらすじはこんな感じ。

日本では1980年代にアニメ化されて根強い人気を誇る北条司の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持ち込まれる。香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48時間というタイムリミットのなか、2人は香水を取り戻すために奔走する。フランスの大ヒットコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!」を手がけたフィリップ・ラショーが監督・脚本・主演。日本語吹き替え版は、リョウ役を山寺宏一、カオリ役を沢城みゆきが担当。アニメ版オリジナルキャストの神谷明伊倉一恵スペシャルゲストとして、アニメ版とは異なる役の吹き替えで参加する。

2018年製作/93分/G/フランス
原題:Nicky Larson et le parfum de Cupidon
配給:アルバトロス・フィルム

 以上、映画ドットコムより。
 
最初にフランス映画で実写化のニュースを見たとき、「正直これは大変なことになるな。」と思っていたのですが、ポスターが良く出来ていたので、興味本位で鑑賞してみたところ、とても良く出来ていて楽しめました。
 
鑑賞して思ったのが、シティーハンターの絵柄や、お色気ジョーク、そしていい意味での軽さが、フランス映画の娯楽性と相性が良いことに気づきました。
 
 
何よりも、この映画で主役の冴羽亮演じるフィリップ・ラショーの原作愛がとてつもなく、企画立ち上げから、監督までこなすスーパーマンぶり。
実写化成功のカギは演者や製作者の原作リスペクト&愛ということを認識しましたよ。
 
フィリップ・ラショー演じる冴羽亮が完璧で、シティーハンターのお色気ジョークも過激すぎないバランスだと思いましたし、他のキャスティングも良く、(海坊主なんてそのまま。)フランス版2.5次元ミュージカル開催できるんじゃないのコレ、と思うくらいの出来でした。
 
音楽の使い所ひとつにしても、原作とアニメのリスペクトを感じられる今作品。
 
この映画を一言で表すならば『敬意』だと思いました。
 
この映画を基準にすることで、これから上映される、漫画を原作にした映画の敬意の有無を確認できる、リトマス試験紙の役割も担うと思っています。
 
原作が好きな方は楽しめる作品になっています。
 
ぜひDVDで鑑賞してみてください。
 
その際は吹き替えがおすすめでございます。
 
 
個人的に、漫画実写化映画の傑作だと思います。
夏になると無性に鑑賞したくなる作品。

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パペット大騒査線追憶の紫影


パペット大騒査線 追憶の紫影 [DVD]

おススメ度  67

 

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(ちなみに紫影と書いてパープルと読ませます。「約束された勝利の剣」と書いて、エクスカリバーと読ませるのと同じ部類の表現ですね。)・・・監督 ブライアン・ヘンソン 2018年公開
 
大まかなあらすじ。
 
パペットと人間が共生する世界で起きたパペット連続殺人事件を解決すべく、かつては警察官で現在は探偵業を営むパペットのフリップスと、警察で相棒だった人間のエドワーズが再び手を組むのだった。
 
この映画の世界では、人種差別ならぬ、パペットが差別の対象になっていたりして、ハードボイルド全開なのですが、びっくりするぐらい下ネタが突き抜けています。
劇場に親子で見に行ったら、親はどんな顔して見ればいいのかと思うクオリティなのです。
だが、個人的には嫌いじゃない。
 
パペットが銃で撃たれると、身体から綿が飛び出す描写になる訳ですが、この世界では、トンデモなく陰惨な現場として表現されることが、ブラックユーモアになっているバランスでストーリーが進んでいきます。
 
映画としては、パペットが差別の対象になっているというアイデアが上手く消化されていない部分も感じましたが楽しめました。
 
最後のメイキングシーンは、人が手作りで何かを作成していく過程に感動してしまいました。
 
下ネタ満載なのに。
 
ちなみに、セサミストリートを作成している会社から訴えられたらしく、劇場公開時には、「あのセサミストリートの制作会社から訴えられた問題作!!」と話題作りに利用していたエピソードが個人的に好きです。
 
万人受けはしないかもしれませんが、このチャレンジ精神を評価したい思いもあり。今回は、おススメ度は67ということになりました。
 
何度も書きますが、下ネタが結構ひどいので、苦手な人はご注意ください。

男はつらいよ お帰り寅さん

男はつらいよ お帰り 寅さん [DVD]

おススメ度 65

 

男はつらいよ』シリーズを1作目しか見ていない人間の感想なので、それを踏まえてお読みください。

 

 あらすじはこんな感じ

 

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作された。倍賞千恵子前田吟吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くなった渥美清も出演。さらに、歴代マドンナからは後藤久美子浅丘ルリ子と「男はつらいよ」でおなじみのキャストが顔をそろえる。柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わっていた。その裏手にある住居では車寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿があった。イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店だった。

2019年製作/116分/G/日本
配給:松竹

以上映画ドットコムより。

 

 

 

この映画を予告編で見た時に想像していた内容として

 

最初に、寅次郎が帰ってくる話題で盛り上がる、とらやの面々。

過去に、とらやと縁のあるマドンナが柴又に現れて、柴又の面々も話題は寅次郎の話で持ち切りになる。

 

だが、寅次郎は柴又に現れない。

満男とマドンナが、寅次郎を探すため浅草を走り回る。

走りながら、寅次郎と思い出を逡巡する二人。

最後に二人がたどり着いたのは、思い出のある河川敷だった。

河川敷を見渡すと、遠くに覚えのある後ろ姿を見つけた二人が、大声で叫ぶ、「おじさん!!」「とらさん!!」

その声に反応して、振り返る瞬間に、『男はつらいよ』のメインテーマが流れて、スタッフロールが流れるのだろうなと思ったのですが、実際には、そんなに外れてはいなかったなと。

 

 

実際には、くるまやに関わる人たちが、寅次郎の思い出を共有する構成となっていて、思い出すたびに当時の映画のワンシーンが流れるわけですが、寅次郎のPVを見ているようでした。

 

当時の映画のワンシーンなので、40年ぐらい前の柴又駅とか、当時の電車が映像として残っているので、当時を知る貴重なアーカイブとして映画が機能していて、それを見られただけで、この映画の意味はあるのではないかと思いましたし、男はつらいよに関わった俳優たちの同窓会と卒業式にも感じました。

 

まあ、先程も書きましたが、1作目しか見ていませんが、もし、この作品と共に人生を歩んで来た人からすると、かけがえの無い映画になると思います。

 

例えば、スターウォーズやバックトゥザフューチャーが、数十年振りに新作作成するなんて話があれば、多分映画館に足を運びます。

 

それに近いのかも知れません。

 

映画の感想についてですが、冒頭『男はつらいよ』のメインテーマが流れるのですが、歌が渥美清ではなく、正直、美声とは言えないこの歌手は誰だろうと思っていたら、スーツを着た桑田佳祐が、河川敷で歌っていて、「誰も得していないな。」と思いました。

 

突拍子が無いのもあって、デビットリンチの映画を見ているような混沌を感じましたよ。

 

他には、満男役の吉岡秀隆がとても良かったです。

 

満男の高校時代の恋人役だった、後藤久美子も不思議な存在感というか、演技が下手に見えるギリギリというか、とにかく、絶妙でした。

 

個人的に印象的だったのが、この映画における山田洋二監督の中学生の描写で、女子中学生は、ちゃんと会話が出来る一人の人間として演出しているのに対して、この映画の男子中学生は、キャップを被ってブルースリーの真似をし続けていたのですが、これって監督の、「男子中学生なんて、女子に比べて幼くて動物みたいな生き物だ。」という演出だと思うのですが、真意はどうなんでしょうか。

 

違う視点で見ると、同学年の女子に対して、恰好つけているとも見えましたが、映画には全然関係無いところですが、気になりました。

 

他にも、落語家の立川志らくが、養老院で受けない落語家という、ただ損な役回りだったり、昔ちょい役で出演していた出川哲郎が出演していたりと、出演者の豪華な顔ぶれなのも見ていて楽しめました。

 

男はつらいよ』というタイトル自体が、時代に合わなくなってきている今、このタイミングで完結するというのも、日本映画の歴史を見届けたような気がして、感慨深くなりました。

 

何度も言いますが、この作品は最初の1作目しか見ていない事と、思い入れがあまり無いこともありまして、おススメ度は65となりました。

 

何も知らない人間が戯言だと思っていただければ幸いです。

 

 

山田洋二監督で好きな作品です。

田中邦衛氏の名演技を堪能できます。

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アルマゲドン2020

アルマゲドン2020 [DVD]

 

 

おススメ度  50アルマゲドン

 

あらすじ

巨大流星雲が地球に接近、世界は隕石雨の猛威にさらされていた。軍は核ミサイルでの隕石迎撃を決定、作戦は実行に移される。だが、科学者のグウェンたちは、更なる危機の到来を察知していた。直径4キロの小惑星《フェートン》が軌道を外れ、流星雲の陰に隠れて地球に接近していたのだ!地球壊滅を阻止するためには、各国が保有するミサイルの50%で流星雲に穴を開け、残された50%のミサイルをその穴に撃ち込んで《フェートン》を破壊するしかない。だがそれは、あまりにも実行困難な作戦だった……。

 以上、フィルマークス映画より。

 

幻のオリンピックイヤーとなった2020年に、アルマゲドンの新作が作成されていることを知りました。

 

この映画の原題が『Collision Earth』で直訳すると『地球衝突』となります。

 

感が良い方はお気づきですが、この映画はまったくアルマゲドンと関係ありません

 

そして、DVDのパッケージもイメージ映像です。

 

実際に、隕石が地球を貫通したのなら、アルマゲドンシリーズは終了を意味します。

 

 

 

アルマゲドン2021 [DVD]

アルマゲドン2021 [DVD]

  • 発売日: 2021/05/07
  • メディア: DVD
 

 調べたら、2021年版もありました。

原題までは調べていません。

 

どうやら、毎年のように地球に隕石が激突する映画が作成されていて、それを日本で「アルマゲドン○○」として販売していることを知りました。

 

ティーブン・セガールが主役の映画タイトルの全てに「沈黙の○○」としているのと同じだと思ってください。

 

内容ですが、色々あって隕石が破壊されて、地球の危機は回避されます。

 

今回は、気になった所を箇条書きで書いていこうと思います。

 

VR描写について。
この映画は、VR描写が多い。
状況説明の大半は、VRを装着して行われる。
実際に主人公の主観からのVR映像もあるのだが、客観的にはVRを装着して、手の前で何かを動かす描写が多くなる。
 
VRVRうるさくて申し訳ありません。
 
隕石の粉塵
運転中に、細かい隕石が落ちてきた粉塵によって、車の視界が遮られて車が動かなくなるシーンが良かった。
粉塵が落ち着いたとはいえ、そのまま車から出てくるのは危険なのではないか、せめて、ハンカチで口を覆うくらいはしてほしい。
車の故障原因が、粉塵でファンベルトが切れるのは良くある事なのだろうか、普通にエンジンに粉塵が入ってエンストとかでは駄目なのか?

 上映時間84分
最後のスタッフロールは6分くらいはあるので、実質は78分ほどになる。
 
1時間10分て、唐沢寿明主演『24』の1話分とほぼ同じですよ。
この時間で起承転結や、伏線を回収するのは至難の技。
 
2時間だったら、序盤の伏線は様々な展開によって忘れたりするのですが、1時間10分だと、序盤の伏線は普通に覚えているんですよね。
 
A「もう駄目だ。」
 
B「でも、これがある。」
という展開になっても、早くそれを出してよ~。
とか思ってしまった。
 
上官の描写
最初は、印象が悪く登場。
クルミのような感じで、小さい鉄球を手のひらで回していた。
それが、後々伏線に絡むようなことは無かった。
作戦本部に、ちょうど良い隕石が直撃することで、崖のような段差ができてその淵に手でぶら下がる状態になるが、力尽きて落下後、爆発が起きる。
 
隕石について懐疑的なことに対して謝罪によって、一瞬の和解と別れという流れは、映画の王道を見るようでした。
 
アルマゲドン=歌舞伎説
  1. 隕石が地球に接近する描写。
  2. 軍部の上官との軋轢。
  3. タイミング良く落下する隕石。
  4. 戦闘機からミサイルを発射して、隕石を破壊。
  5. 最後、戦闘機からパラシュートで脱出する主人公。
  6. それを確認して喜ぶ作戦本部の面々。(アルマゲドン2020では、3人でした。)
  7. 最後に、抱きしめてキスをする主人公とヒロイン。
このあたりを抑えておけば、観客は、「待ってました。」と心の中で掛け声をかけて楽しんでいるのではないかと思います。
 
その楽しみ方は、歌舞伎の「成田屋」みたいな掛け声に似ているのかも知れません。
 
監督の心意気。
アルマゲドン2020を鑑賞して思ったこととして、監督がこの映画に対して、おいしいファーストフードを作る気概を感じたことは、ここに書き残しておきます。
たまに、B級アクション映画なのに、フランス料理を作ろうとする監督がいたりすると、求められているのはファーストフードなんだからって思う時もあります。
 
最低限の事をちゃんとクリアしている映画ではあるので、映画の基礎を学ぶという目線で見ると、色々と発見があると思います。
 
映画として見ると、かなり厳しいというか、つまらないというか・・・
口ごもってしまいますが、ファーストフードのような映画を見ることで、いかに普段見ている映画がクオリティが高い物なのかを気付けたという点で、この映画を見て良かったなと思いました。
 
しかし、自分に嘘はつきたくないので、おススメ度は50ということになりました。
 
 元祖アルマゲドンって傑作だと思いました。

アルマゲドン (字幕版)

 
アルマゲドン2020が『ファーストフード』なら、この映画は『出て来るタイミングまで計算され尽くしたフランス料理。』だと思います。
 

裏切りのサーカス [Blu-ray]


 
 
 
 

 

 

 

 

シン・ヱヴァンゲリオン劇場版:||

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おススメ度100000000000000ヱヴァンゲリオン

 

あらすじはこちら。

 

庵野秀明監督による大ヒットアニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作にして完結編。1995~96年に放送されて社会現象を巻き起こしたテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を再構築し、4部作で描いた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ。2007年に公開された第1部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」、09年の第2部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」、12年の第3部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」に続く今作は、「新劇場版」シいリーズの集大成となる。テーマソングは、これまでの「新劇場版」シリーズも担当した宇多田ヒカル。ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間はわずか720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリの改8号機が迎撃を開始した。一方、シンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)の3人は日本の大地をさまよい歩いていた……。

2021年製作/155分/G/日本
配給:東宝東映、カラー

以上、映画ドットコムより

映画の内容に触れます。まだ未見の方はご注意ください!!

 

週末のレイトショーに足を運んだのですが、約7割ほど入っていました。

 

感想の前に、私とヱヴァンゲリオンQ(以下ヱをエと表記)について前書きを少し。

 

東日本大震災後の2012年公開ということもあり、エヴァンゲリオンQを劇場で見た時の記憶は今も鮮明で、大雪が降る中、映画館を後にしたのを覚えています。

 

何か凄い物を見てしまったという感情と共に、続編を作るのは困難になるだろうと感じていました。

 

風呂敷を広げた上に、巨大な建造物を建設したため、風呂敷を畳むどころではない混沌をQを見て感じたからです。

残念ながら、その不安は的中してしまいました。

 

話題作となったシン・ゴジラ庵野秀明(敬称略)の活躍は目にしていたのですが、エヴァンゲリオンの最新情報は静かになっていき、次第に忘れつつありました。

その後、このインタビューで、庵野秀明が、劇場版のエヴァンゲリオン完結のために奔走していたことを知ります。

diamond.jp

このインタビューを読んで、本気でエヴァンゲリオンを終わらせようとする熱意を感じて、今回のシン・エヴァンゲリオンを見にいったのでした。

 

ここから感想です。

 

感想は、「お疲れさまでした!!庵野総監督」でした。

 

ざっくりな話として、Qの後、サードインパクトで生き延びた人々で作る集落に合流するシンジ・アスカ・綾波の三人。

そこであったのが、28歳になった、鈴原、相原、委員長の三人。

シンジと綾波は鈴原の家に、アスカは鈴原の家に宿泊するも、シンジはしょぼくれ落ち込みモードで不貞腐れが発動。

 

綾波は、農作業したり、本を読んだり、鈴原と委員長の子どもをあやしたりと、様々な感情がわき上がっていくも、最終的にはシンジの前で液体になってしまう。

 

それを見たシンジは、自分を取り戻してエヴァに乗る事を決意する。

最終的には、何やかんやありまして、エヴァンゲリオンの無い世界で、大人に成長したシンジと真希波が、駅のホームから手を繋いで階段を駆け上がり、駅の外に出ていくのを上空のカメラで追っていって映画は終わっていました。

 

旧劇場版エヴァンゲリオンが最後あんなことになった理由として、登場人物全員が、他人とのコミュニケーションに絶望して拒絶したことが要因だと思っています。

 

それに比べて、今回のシン・エヴァンゲリオンは、他人とのコミュニケーションこそが困難を解決する鍵であり、希望であることを明言している映画に感じた訳です。

 

エヴァンゲリオンは、シンジを初め子ども達の視線の葛藤や理不尽な状況について心情を語るシーンが多い中、この映画では、碇ゲンドウの心情を語らせる訳です。

 

そこで、幼少期のシンジにとってトラウマになった、父親に捨てられた事に対して、ゲンドウの心情を語らせる訳です。

ゲンドウはシンジを捨てた訳ではなくて、シンジと会わない方がシンジのために良いと、そう思っていたと。

 

,シンジにしてみれば、そんなの理解すること自体が無理で、子どもにとって、大人は完璧な存在だと誤解しがちだけど、実際、大人だって色々悩むし、失敗するし、みっともないことの連続なんだから。

その事実を伝えることが大事でしょうよ、そりゃあ、シンジもしょぼくれるし、グレないだけ立派だよ。

 

他にもカヲルを初め主要キャラクターに、シンジは会話を通して救いの手を差し伸べていきます、ここまでくると、優秀なカウンセラーの手練れ感もあります。

 

人類補完計画による救済では無くて、個人的な救済。

マクロからミクロへの変換と言ったところでしょうか、旧劇場版のエヴァンゲリオンから、シン・エヴァンゲリオンまでの変遷を知ることは、クリエイターで映画監督の庵野秀明の記録ともいえます。

 

この映画は庵野秀明を追ったドキュメンタリーとも言えます。

 

エヴァンゲリオンが完結するまでに、四半世紀が過ぎました。

アベンジャーズシリーズのエンドゲームやスターウオーズ7.8.9を劇場で見れた時に感じた、「間に合った。」という、幸せに近い感情がありました。

 

もしかしたら、寿命や不慮の事故で見れない方もいたと思います。

そんな中、劇場で完結まで見れた喜びと、時代の目撃者になれた感覚がごちゃ混ぜになって、感動という言葉に要約されるのではないかと思うのです。

 

シン・エヴァンゲリオンも同じジャンルだと思うので、是非とも、映画館でご覧ください。

 

そして、ポスターにもあった。「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」は、庵野秀明と、エヴァンゲリオンに関わった人たちの呪縛を解く言葉として機能していくと思います。

 

私も、その一人です。

 

最後に、この言葉で締めたいと思います。

 

 

「ありがとう」

 

 

「おめでとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイ・スパイ

マイ・スパイ [DVD]

おススメ度 81

 

見終わった感想は、「悪く無い、だからこそ、惜しい!!」

と思いました。

 

あらすじはこちら。

 

CIAの豪腕エージェントJJはあるミッションでド派手に暴れすぎたことが問題となり、経験未熟な同僚ボビーと地味な監視の任務にまわされることに。ターゲットはテロリスト、マルケスの義姉ケイトとその娘ソフィ。ふたりが暮らすアパートにカメラを仕掛け退屈な監視がスタートするが、9歳ながら頭の回転が速いソフィにカメラを見つけられ、監視部屋まで発見される始末。ソフィは内緒にする代わりに、JJにスパイのレッスンや学校のイベントへの参加をお願いする。孤独なスパイ生活をしていたJJはソフィと過ごすうちに、今まで経験したことのない感情をもちはじめる。しかし、その時テロリストの一味がやってきて、ソフィを連れ去ってしまう・・・。

以上、Filmarks映画情報より。

 

映画の感想を書く前に、WWEと私についての前置きの文章が続きますので、少々お付き合いいただければと思います。

 

デイブ・バウティスタが、バティスタというリングネームでアメリカのプロレス団体WWEで活躍していた時に、ケーブルテレビでWWEのテレビマッチや、レッスルマニアのDVDを見ていた時期があったので、今の活躍を見ると嬉しく思う訳です。

 

当時は、ドゥエイン・ジョンソンがザ・ロックのリングネームで、スター選手として活躍しているのに比べて、どちらかと言えば、職人肌というか、いぶし銀のような輝きを持つ選手というイメージでした。

 

その後、両者とも俳優の道に進んで、ドゥエイン・ジョンソンが家族で楽しめる映画の主演を演じる一方、デイブ・バウティスタは、ガーディアン・オブ・ギャラクシーのドラックス役の他に、007シリーズのスペクターでの悪役や、ブレードランナー2049の冒頭で出て来る人造人間役など、脇役でありながらも、印象に残る演技をしていて、先程書いた、いぶし銀という言葉が当てはまる俳優だと思っています。

 

ここまでが、私のWWEの思い出となります。

 

ここからが、感想です。

 

映画の内容に触れますので、未見の方は注意してください。

 

 

冒頭にJJが潜入捜査の際、工場でのアクションシーンで、オペラがバックミュージックで流れる中、スローモーションになる演出を見て、内心「大丈夫か、これは。」と不安になったのですが、その後、取引先のテロリストを車ごと爆破して、車に乗り込んで逃走、残りのテロリストとカーチェイスの流れの時に、JJがカーラジオで音楽を変更しながらの逃走するんですが、状況と音楽のミスマッチというギャクとしてちゃんと回収しているので、不安から一転「これは、期待できるかも。」思った次第。

 

状況的に切羽詰まっているはずなのに、JJは気分じゃない、とか言いながら、カーステレオの曲を次々変えていくのですが、それが、音楽でかなり雰囲気が変わることも提示していて、私的には笑っちゃいました。

 

潜入捜査なのに、結果的にテロリストを全滅させ、情報を失ったことに上司が激怒して、テロリストの義姉ケイトを監視する地味な任務に配属されて、しょんぼりモードのJJ。

 

同じアパートに部屋を借りて、分析官と二人で任務開始。

気を取り直して、監視カメラを設置するため、ケイトの部屋に侵入するも、ケイトが忘れ物を取りに戻るため、急遽部屋で隠れることになるベタな展開。

 

ケイトが飼っている犬になつかれたり、ケイトが部屋に来そうになったりで、ピンチのJJでしたが、そこの乗り越え方を見て、「漫画かよ。」って思ってしまいました。

 

でも、動物から好かれ方、動物の扱い方でJJ悪い奴じゃないな、という安心感を提示する演出は、見ていて凄く良かったです。

 

この映画の、中心的役割を担う、ケイトの娘ソフィなんですが、この娘が、聡明で頭の回転が速い。

私が9歳だった頃は、棒とか振り回してた記憶しかないのに、なんて、どうでも良い話でしたね。

 

ソフィが部屋で監視カメラを発見するのですが、JJと分析官はそれを別室で見ながら、「まぁ、子どもだし、見つけても追跡されることないだろう。」って余裕満々でピザをデリバリーしていたりするのですが、その間、ソフィはパソコンで監視カメラのコード番号を確認、部屋から出て、ピザを受け取ったJJ達の部屋に侵入、そこで置かれているCIAの証明書を確認、スマホの録画機能をちらつかせて交渉、今ここ!!電光石火のスピードでJJ達に接近してきます。

 

子どもだから、出来ないだろうという大人の欺瞞を心底嫌っている私としては、「そうだよな。」って頷いちゃいました。

 

ソフィの行動力、見習っていきたい。

 

ソフィが正体をばらさない代わりに、JJにスパイの知識や、学校の行事に参加するように交渉して、JJがそれを受ける訳ですが、ここで、武骨で不器用な大男と、頭の回転が速い女の子っていう変則的なバディ物として物語りが進んでいきます。

 

バディ物といっても、学校の授業参観に行くとか、一緒にスケート場に行くとかなんですが、CIAの前は軍隊に所属していたJJからすれば、もしかしたら、未知なる場所での経験になるし、ケイトだって、母親が忙しくて時間が取れずに、ひとりぼっちでいる寂しさを埋めている存在が必要な訳で、結果的にwinwinの関係な訳で、ちゃんとバディ物として楽しめるんですよこれが。

 

アパートの住人も、ケイトの近い部屋に住んでいるのが、カウンセラーをしている、ゲイのカップルがいいキャラクターでしたし(パートナーの通り過ぎギャグが結構好きでした。)

 

ゲイのカップルは実はスパイだったりするのですが、ケイトが二人に対して、「私を騙したのか?」「ゲイってのも嘘だったの?」という問いに対して。「騙してはいたが、ゲイは本当、潜入捜査でこの人と出会ったの。」というセリフは、凄く現代的だなと思いました。

 

2000年ぐらいの映画でしたら、製作者には深い理由は無く、「ゲイな訳無いだろう。」的なセリフを言わせたと思うんですよ。

 

そうではなくて、さりげなく多様性を提示しているのが良かったです。

 

あと、たまに、カットを割って役者がそこに存在しているように見せるシーンがあると、テンションが下がってしまうんですが、この映画は全員現場にいるのが分かるので、それだけでも楽しめました。

 

この映画の気になる所として、悪役があまりにも印象が薄い事でした。

 

この悪役の目的が良く分からない部分があって、JJとソフィのシーンは映画のテンションが上がるのですが、悪役のシーンになると一転して下がってしまう、もっと悪役が魅力的に描ければ、もっと良くなる可能性を秘めていただけに、非常に惜しいな感じました。

 もし、台本を練り直す時間と、予算があればもっと傑作になりえた、映画になると思います。

 

そういうのも含めまして、おススメ度は81ということになりました。

 

この映画を見て、デイヴ・バウティスタには愛嬌があるなと思いました。

 この愛嬌は、努力では出すことの出来ない才能だと思うので、これからも、出演作品はチェックしようかなと思いましたよ。

 

  

地味ではありますが、良い映画だと思います。

 

デイヴ・バウティスタ出世作、映画も傑作ですのでぜひご覧ください!!

 

 

地味かも知れませんが、個人的に好きな映画でした。

ブッシュウィック ―武装都市―(字幕版)

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  • 発売日: 2019/01/23
  • メディア: Prime Video
 

 

 

  最初、バウティスタと気付かなかったです。

眼鏡が似合う人造人間を目撃せよ。