イベントが希薄

大人になって走る機会が減った。
子供の頃は、横断歩道の信号機が点滅しようものなら、全力でダッシュしていたが、今は点滅していても歩く速さは変わらない、逆にゆっくり歩いて丁度良く横断歩道を歩けるように調節するくらいだ。

本の学校教育で交通ルールを教える場合は、まずルールを教えるが、外国によっては、ルールよりもまず「もし、あなたが怪我で足を引きずった状態でも、道路を渡り切る事ができるならば渡りなさい。」と言ったように状況判断を委ねる教え方をするそうだ。

どちらも大切な考えだと思ったので、これからは両方を兼ね備えたハイブリッドな考え方が必要なのかも知れない。

話は変わって、スーパーや食堂に行くと、やけにちらし寿司を推しているなと思っていたが、今日はひな祭りだったのか。どうりで甘酒や、ひなあられが売られていたのか、どちらも食べなかった。

大人になってからは、季節感やイベントがどんどん希薄になっていく、このまま透明になって、全てのイベントが曖昧になればいいとすら思っている。

ちらし寿司は、具材を散らした寿司なのは理解しているが、米はちゃんと盛られているではないか、米も散らさなきゃ、ちらし寿司と言うからには。

後、ちらし寿司の具材を見たら、錦糸卵、スライスしたキュウリ、小さいエビなどは使用されていたが、どれも寿司の具材としては弱いではないか、錦糸卵や、スライスされたキュウリは寿司の中でも珍しい部類だぞ、それでいいのか?

高級ちらし寿司を調べてみたら、イクラやウニやマグロなどを贅沢に使用した商品が出てきたが、これだけの具材なら寿司として食べたい。

冷やした酢飯が美味しい。