ガールズ&パンツァー最終章第4話

 

おススメ度 98パンツァーフォー

※ネタバレあり。

 

www.youtube.com

 

解説

2013年放送のテレビアニメや2015年公開の劇場版も人気を博してきたアニメ「ガールズ&パンツァー」のOVA「最終章」の第4話。「戦車道」と呼ばれる、戦車を用いた武芸が普及した世界を舞台に、主人公の女子高生・西住みほをはじめとした大洗女子学園戦車道チームの面々が、他校の戦車道チームとの試合を通して成長していく姿を描く。

冬季無限軌道杯準決勝。大洗女子学園戦車道チームは要の「あんこうチーム」を序盤で失うという、かつてないピンチに見舞われ、残されたメンバーたちに対戦相手の継続学園が不敵に迫ってくる。一方、黒森峰女学園と聖グロリアーナ女学院の対戦も、息づまる激戦になっていた。自分なりの戦車道を見つけた黒森峰の隊長・逸見エリカを、難敵である聖グロリアーナ女学院の隊長ダージリンが迎え撃つが……。

2023年製作/54分/G/日本
配給:ショウゲート
劇場公開日:2023年10月6日

以上映画.comより引用

 

中軸が退場しても、パンツァーフォー!!!!!!

皆さん、ガルッパってる?(ガールズ&パンツァーの劇場版、楽しんでる?の意)

この映画の感想を書く前に、少しこの映画の魅力だと思う所を書いてみたので、お付き合いいただければ幸いだ。

ガールズ&パンツァー(以下ガルパン)では戦車で戦う際、フラッグが立ててある戦車を大破させれば勝利となるフラッグ戦を採用しており、なおかつ戦車の数を同数にしない所に作品の独自性があると思っている。


それにより、数で不利の大洗女子学園がいかに局面を打破するかによって、物語の推進力が加速していくので、視聴する時に飽きずに観られるのがこの作品が指示されている理由の一つだと思っている。

 

澤梓の活躍に刮目すべし、すべし!!!!!

 

あんこうチームが戦闘不能に陥る非常事態の中、次々と戦闘不能になり指揮官不在の状態になる大洗女子学園。
そこで指揮官に任命されるのが、1年生チームのリーダーを務める澤梓なのですが、他のチームが全員一致で澤梓を推薦するシーンは観ていて目頭が熱くなりました。

大洗女子学園はどちらかといえば、各自チームで行動しているイメージが強く、横のつながりがあまり無いのかなと思っていたのですが、その適性を他のメンバーが認識していて、なおかつ認めてくれている事に心が動かされましたのですわ。(ローズヒップ調)
『立場が人を成長させる』という言葉があるように、この映画は澤梓の成長物語ともいえるのです。

映画内で、澤梓が以前に資料として観ていた映画のワンシーンが一瞬カットインされてからの、閃きや作戦の指示を決定する演出が非常に良くて、過去に培って来た経験や努力が結実する瞬間を目の当たりに出来るというのも、連作ならではの映画体験だと思う訳です。

 

アニメならではのダイナミックさに圧倒されるべし。

映画のクライマックスともいえる、戦車が雪山を滑り落ちるシーンは、アニメ表現だからこそ出来る演出もあって大迫力でそれだけでも観る価値はあると思います。
大洗女子学園が勝利を収めて決勝へと進み、他の場所で聖グロリアーナ女学院VS黒森峰女学院の一戦が行われ、聖グロリアーナ女学院が決勝へとコマを進めるところで、次回へと続くのですが、
今回、先輩から後輩への戦車道の継承というのがきちんと描かれていて、本当にこのアニメが終わりに向かっているのを感じました。
全6章なので、あと残り2章となった訳だが、残り2章はまとめて約1時間30分から2時間で上映してくれる事を私は期待しています。
頼む、後生だから、この通りだ!!!!